SEOの動画や記事をいくつも見ても、自社のサイトで何を確認すればよいか分からない。そんなときは、知識を増やす前に、担当しているページを一つ決めます。見た内容をそのページに当てはめると、学んだことが作業に変わります。
Google Search Centralは2026年10月、検索の基本を学ぶ人向けと、技術的な検索対策を学ぶ人向けに、YouTube動画の学習順をまとめました。基本編では検索の仕組みやSearch Consoleの使い方、Google Trendsなどを扱っています。会社のWeb担当者が最初に学ぶなら、専門的な仕組みを広く追うより、ページの内容を整え、公開後に数字を確認する順が実務につながります。
まず担当するページを一つ選ぶ
会社案内、サービス紹介、問い合わせページなど、改善したいページを一つ決めます。ページを見る人が誰で、読み終えたあとに何をしてほしいかも書きます。
たとえばサービス紹介ページなら、「誰のどんな相談に応えるか」が見出しや本文から分かるかを確かめます。問い合わせページなら、必要な情報と送信後の案内が伝わるかを確認します。SEOの勉強を始める前に対象を決めておくと、動画の内容を自社の課題と結びつけやすくなります。
検索の仕組みから数字の見方へ進む
最初は、検索エンジンがページを見つけ、内容を登録し、検索結果に表示する流れを学びます。次に、Search Consoleでページが検索結果に表示された回数やクリックを確認する方法を学びます。最後に、ページの説明や見出し、リンクを見直します。
Googleが案内する初心者向けの学習順にも、検索の基本、Search Console、Google Trendsが含まれています。動画の順番をそのまま社内研修にする必要はありません。担当するページの改善に必要なところから見て、次に知りたいことが出たら続きを学ぶ方法でも進められます。
| 学ぶこと | ページで見るところ | 残すメモ |
|---|---|---|
| 検索の基本 | ページの主題が本文で説明されているか | 読者に伝えたい内容を一文で書く |
| Search Console | どのページが検索結果に出ているか | 表示回数とクリックを期間と一緒に記録する |
| Google Trends | 読者が使う言葉や関心の変化 | 記事の題材候補をメモし、需要の断定には使わない |
動画を見たら次の作業を一つ決める
視聴メモは、専門用語の書き写しではなく、次の三つに分けます。
- 何を知ったか
- 担当ページのどこに関係するか
- 確かめる作業を一つ
「見出しが大切」とだけ書くより、「サービスページの見出しを読み、対象者と得られる内容が分かるか確認する」と書くほうが、担当者以外にも作業が伝わります。学んだ方法をページに当てはめても、すぐに結果が変わるとは限りません。変更前の状態と日付を残し、あとから同じ画面で比べられるようにします。
一度に変える箇所を増やさない
見出し、本文、画像、リンクを同時に変えると、どの変更が関係したのか分かりにくくなります。まず読者が迷う箇所を一つ直し、公開日と変更内容を記録します。その後、Search Consoleで対象ページや検索語の動きを確認します。
数字が増えた理由を一つの変更だけに結びつけることはできません。季節や他の変更も関係するためです。数字は効果を証明する材料と決めつけず、次に見るページや質問を選ぶ手がかりとして扱います。
小さな学習計画を作る
毎週まとまった時間を取るのが難しければ、短い学習と作業を交互に置きます。たとえば、検索の基本を一つ学んだ週にページの説明を読み直し、次の週にSearch Consoleの見方を学んで記録を取ります。手が止まった箇所があれば、その内容を次の学習テーマにします。
Google Search Centralが公開した動画の学習順は、最初の道筋を決める参考になります。どの動画を見るかより、担当するページと次の確認作業がつながっているかが大切です。学んだことを一つのページで確かめれば、次に知るべきことも見つけやすくなります。




