「LPを作りたいのですが、何を用意すればいいですか」。制作を相談する前から、見出しや原稿をすべて決めておく必要はありません。先に整理しておきたいのは、誰に何を伝え、読んだ人にどこまで進んでほしいかです。
ここでは、商品やサービスを紹介するLPの相談で、話を具体的にするための準備を説明します。
「誰でも」から、困っている人を1人思い浮かべる
「幅広い人に使ってほしい」だけでは、ページの冒頭で何を伝えるか決まりません。たとえば研修を案内するなら、受講する社員と、導入を決める担当者では知りたいことが違います。
相談時には、相手の仕事と、商品を探し始めたきっかけを言葉にしておきます。「中小企業向け」から一歩進めて、「社員がAIを試しているものの、仕事への取り入れ方を決められない研修担当者」のように具体的な場面を置く考え方です。
読み終えた後の行動を、1つ選んでおく
資料を読んでほしいのか、相談してほしいのか、その場で購入してほしいのか。最も期待する行動を決めると、その手前で何を説明すべきか考えられます。
すぐに契約しにくいサービスなら、初回の問い合わせで何を聞かれるかも検討材料になります。申し込みの前に料金を知りたいのか、対応できる範囲を知りたいのか。社内に届いた実際の質問があれば、その文面を個人情報を除いて整理する方法があります。まだ問い合わせがなければ、「質問されそうなこと」という仮説として分けておきます。
原稿より先に、使える資料を集める
商品案内、既存サイト、提案書、写真、説明に使っている図など、いま手元にある資料を一覧にします。文章として完成させることより、どの説明が既にあり、何が不足しているか分かる状態を目指します。
掲載する条件を確認する
掲載する料金、提供条件、実績は、確認できる人と資料を添えておくと相談しやすくなります。特に「無料」「最短」「必ず」といった条件や約束を含む言葉は、どこまで言えるのかを確認します。
画像と事例の利用条件を添える
写真やロゴは、掲載してよい範囲も整理します。顧客名や事例の利用許可が取れていなければ、制作担当へそのまま公開用素材として渡さず、確認が必要だと伝えます。
予算と希望日には、含めたい作業も添える
同じ「LP制作」でも、原稿の整理、図や漫画の制作、問い合わせフォームの設定、公開後の修正まで、頼みたい作業は異なります。予算と希望日だけでなく、自社で用意できることと依頼したいことを分けて伝えます。
公開日が決まっている場合は、広告の開始日やイベント日など、その理由も共有します。画像や料金条件の確定が後になるなら、未確定の項目と確認予定日を書いておきます。分からない項目を埋めるために、仮の料金や実績を作る必要はありません。
漫画にするかは、説明が難しい場面から考える
相談の時点で、漫画LPにするか通常のLPにするかを決め切る必要はありません。「使う場面が伝わりにくい」「仕組みを説明する前に離脱されそう」といった悩みを先に出すと、表現を考える材料になります。
たとえば利用前後の変化を会話で伝える案もあれば、比較表や画面写真で端的に説明する案もあります。どこで読者が迷いそうかを共有した上で、漫画、文章、図の役割を検討します。形式の選び方は、漫画LP制作の案内も参考にしてください。
相談に渡すメモは、未確定が分かればよい
- 読者と困りごとを整理
- 期待する行動を決める
- 資料と未確定事項をまとめる
- 依頼範囲を相談する
相談に渡すメモの記入例
| 項目 | 決まっていること | 相談したいこと |
|---|---|---|
| 読者 | 初めて研修を選ぶ担当者 | 社内の承認者にも同じページを見てもらうか |
| 行動 | まず対応範囲を問い合わせてほしい | フォームで最初に聞く項目 |
| 資料 | 商品案内と説明用の写真がある | 追加の図解が必要な箇所 |
| 依頼範囲 | 原稿の整理も依頼したい | 公開後の修正を含めるか |
準備するメモには、想定する読者、その人の困りごと、紹介する商品、最も期待する行動、使える資料、希望日と依頼範囲をまとめます。長い企画書にするより、決まっていることと相談したいことが見分けられる方が、話を始めやすくなります。
LPの相談で決めたいのは、見栄えの方向だけではありません。誰のどんな疑問に答え、次の行動までをどう案内するか。その前提が共有できるメモを用意すると、制作内容を具体的に検討できます。
LPの内容や依頼範囲を相談したい方は、お問い合わせからご連絡ください。




